聖夜のつどい
聖夜のつどい
聖夜のつどい 台詞書き起こし 作成 ソル(@jinbe_s)
聖夜のつどい生放送: http://live.nicovideo.jp/watch/lv187414203
※一部聞き取れていない部分や曖昧な部分が存在します
※一部、太宰とレンブランドの軽い言い争いに関して省略した箇所があります。詳細についてはタイムシフト他の手段でご確認ください。
――02:08付近
ファーブル:ではメリー。時間になりましたので
メリー:ノイマンがまだのようですが
ファーブル:連絡は受けておりませんが。太宰、何か聞いているか?
太宰:いや。どうして私が知っていると?
メリー:いいわ。はじめましょう。
ファーブル:わかりました。それではメリー、ご挨拶をお願いします。
メリー:本日は聖夜協会の食事会にお越しいただき、ありがとうございます。ただみなさんとお食事をするだけのこの会ですが、光栄なことに最近では参加を希望される会員の方も大勢いらっしゃるそうです。
とはいえ、月に1度のこの会は元々センセイがお始めになったもの。当時からの慣例を崩し、むやみに人数を増やすことは私は反対です。そこで、本日は実験的にインターネットでもこの会の様子を配信することにいたしました。この映像を見てくださっているみなさんも、ありがとうございます。
ご存じの通り、私たちは清く正しいクリスマスをはじめとした、世の中の是正を目的とした集まりです。といっても、私たちは暴力的な手段を好みまず、特別な権力も持ちません。より良い未来が訪れるよう、今夜も議論を尽くしましょう。
それでは、――聖なる夜に、乾杯。
――04:04
ファーブル:ドイル、今回初めて生放送というものを試しているのだが、初の試みと言うこともあって様子を是非ドイルにチェックしてもらいたい。かまわないかい?
ドイル:お任せください
→ドイルに何かを手渡す。生放送のコメントをドイルがチェックできるようになった模様。
――05:12
太宰:なぁ、レンブランド
レンブランド:なんだい?
太宰:君は美しさを主張する割にはずいぶんと食事がお粗末じゃないかい?
レンブランド:またお小言ですか、太宰は。そういう小さいことに気を取られていたらしわが増えますよ。醜いしわは心に影響を与えます。あなたも歪むのですか
太宰:私は常に美しい心を持っている。君のような惰弱じゃない
レンブランド:フフッ。よく言いますね
太宰:だから君たちは甘いのだよ。ノイマンなんかこの重要な席に遅刻までしているじゃないか
レンブランド:いやいや、それはおまえら強硬派が何かやったんだろ?
太宰:何を言ってるんだ。仲間を疑うなんて教典の教えに反しているぞ
レンブランド:教典の教えに反しているのはそちらのほうでしょう。ニールさんなんて教典に目も通していないそうじゃないですか
太宰:ふっ。彼は我々の中でも問題児だ。一緒にしないでほしい
レンブランド:よくゆうよ
ファーブル:お二人とも、メリーの前ですよ
※ この間、レンブランドが食いづらいと文句を言ってたり顔が映ってることをやんわりドイルに伝えてくれたり。
アドリブ風や空気を和ませるような会話であったため削除。空気が重い。
しかし葉野菜?に対して「葉っぱ」はないです、レンブランドさん。
――10:00
太宰:なんだ、誰もノイマンからの連絡は受け取っていないのか?
ファーブル:私のところにも来ていないが
太宰:なるほど。ふふっ
→キャラ上の含み笑いなのか、何かを知っているのか。前者の要素強そうですが……?
――11:20
レンブランド:この部屋がそんなに珍しいかい?
ドイル:初めて来たもので……
レンブランド:まあそうだよな
ファーブル:実は毎回会場は違うのだが、今日のところは格別に良いのだ
ドイル:なるほど
レンブランド:3回前の時なんか、ちょっとびっくりしましたもんね
ファーブル:いや、まぁ……あれもあれで趣があって良い
太宰:今度銀座の方に使いたい店があるんだがな。紹介しよう
ファーブル:くれぐれもメリーの口に合う料理を出してくれよ
太宰:それもそうだ
→一見ヒントになり得そうな話題ですが、テンポも遅く会話の間も大きいため他の部分と比べてもかなり探り探りしゃべっている印象を受けました。
中身自体も特定するようなことはなく、ふんわりとした話題なことからもアドリブが濃厚……?
※レ「新しい人がくると空気が変わりますね」→コメント「空気超重い」「皮肉かw」
――13:00
太宰:ドイル君、そこには何かノイマンに関する情報は書かれていないのかね
ドイル:いえ、ノイマンに関する情報は書かれていません
太宰:なるほど。一体どうなっているのやら
ファーブル:ノイマンがここまで遅刻するとは思えないのですが。心配です
レンブランド:こんなこと今までなかったですもん
太宰:しかし人間は変化する生き物だ。何があるかわからん
レンブランド:変化を加えたんじゃないですかねぇ
太宰:ふっ
――14:40
ファーブル:今日はドイルさんに善行発表を行ってもらう予定ですが、準備は万全ですか?
ドイル:はい、万全です
ファーブル:楽しみにしております
レンブランド:初参加で善行発表なんて珍しいですね
ファーブル:それだけ先代の功績が大きかったということです
レンブランド:まあそうですよね。私も神に感謝しています
太宰:軽い言葉だ
レンブランド:言葉の軽さなんてそれを発した者にしかわからないものだよ
太宰:ま、いずれにせよドイル君の発表は楽しみだな
レンブランド:それは僕も同感だね
――15:50
太宰:なあ、レンブランド
レンブランド:はい?
太宰:料理はあと何が出るのか聞いているか?
レンブランド:うーん、なんでしたっけ……。あまり覚えていないものでね、そういうことは
太宰:いずれにしても……
ファーブル:まだオードブルが終わっただけじゃないですか
レンブランド:(笑)
太宰:それもそうだ
レンブランド:そんなに生き急がなくてもいいと思うんだけどなぁ。ゆっくりいこうじゃないか
――17:00
太宰:実は朝も昼も少しお酒をいただいていてね。もうずいぶんと眠い
ファーブル:太宰、あなたも今日は善行発表ですよ。大丈夫なんですか
太宰:まあどうだろうな。一応ネタは用意してあるが
ファーブル:ここは聖なる場です。くれぐれも間違いのないようにお願いしますよ
――17:50
太宰:何か新しい情報はないのか、ドイル
ドイル:情報ですか?
太宰:そこには具体的には何がかかれている
ドイル:具体的にはですか?
ファーブル:これを見ているのはみな聖夜協会の会員ですから
ドイル:「ここに来たかった」「先ほどの食事はおいしそうだった」といったことが書かれています
ファーブル:なるほど。是非みなさんには食事が終わった後の善行発表会を楽しみにしてもらいたいものですね
レンブランド:しかし新鮮ですね、こんなに教えが広まっているなんて。なんだか嬉しくなってきますよ
ファーブル:それもセンセイの導きの賜でございます
レンブランド:そうですね
太宰:ま、どれだけの協会員の中にどれだけの善行が出来るものがいるかはわからんが
ファーブル:太宰……あなたが導く立場であることをお忘れなく
レンブランド:そうやって人を疑ってばかりだといいことないよ。改めたらどうだい、そういうのは
太宰:表面だけの君には言われたくないね
レンブランド:おーおーよく言ってくださいますね
ここで席順が判明。
画面右手の女性がメリー。そこから時計回りに太宰、レンブランド、カーライル、オットー、ハイドン、ドイル、ファーブル。
詳細は他のソルが書いてくれるであろう席順表でご確認ください。
――21:30
レンブランド:あれ、これってスプーンはないのかい?
太宰:スプーン……。すいません、スプーンの用意を
(ウエイター対応)
太宰:スプーンは本来親が子供に食べさせる用意だ。実にみっともない
レンブランド:そういうの知らないで育ってきたんでね。そういうルールはバカバカしいと思うんだがな
→レンブランドは普通の家の生まれ?
――25:00
太宰:メリーも相変わらずの食の細さだな
レンブランド:言葉遣いには気をつけた方がいいんじゃないのかい?
太宰:私とメリーの仲だ。問題はあるまい
――25:55
ファーブル:そういえばドイル
ドイル:はい
ファーブル:先月号の聖夜通信は読んだかい
ドイル:7月号でよろしいですか?
ファーブル:もちろん。どの記事が良かったか?
ドイル:どの記事、ですか。どの記事もスバラシカッタデス
ファーブル:特に気に入った記事はなかったかな
ドイル:特に……クロスワード
ファーブル:ほう。頭の体操。君はああいう知的な遊びが好きなのかい?
ドイル:そうですね。
レンブランド:すごいなぁ。僕には全然わからないよ
ファーブル:さすがドイルと言ったところだな
レンブランド:さすがですね
太宰:レンブランドはクロスワードを渡したところで絵でも描いていそうだがな
レンブランド:(笑)そっちのほうが生産的だと思わないかい?
太宰:どうだかな。
――27:55
レンブランド:そういえば聖夜通信の中には善行発表があっただろう
ドイル:はい
レンブランド:それを参考にしてきた……それを参考にしてみたのかい?
ドイル:そうですね
ファーブル:みんな立派な行いであった。そう思うだろう?
ドイル:ええ
ファーブル:そうなるとますますドイルの発表が気になるな
レンブランド:特に文章のうまい3人だったからね
ファーブル:まあ太宰も作家の一人であるからな
太宰:また無茶な振りを
レンブランド:まあ最も、名前だけ使っているだけだろうけどね。中身が伴っているとは限らないからね
太宰:ずいぶんな嫌みじゃないか? まあ元の太宰という人間がどういう人間であったかはここでは論議しないことにしよう
レンブランド:いつものお小言に比べれば大分ましだと思うんですけどねぇ
太宰:ふっ。いいように
――30:00
レンブランド:やたらとドイルという文字が見える気がするのだがなにかしたのかい?
ファーブル:ドイルが新人と言うことで皆も珍しいのだろう
レンブランド:そうですよね
ファーブル:私はどうもこの横から……コメントというのかい? これが流れているのが苦手で出来るだけ目に入らないようにしているのだが
太宰:ファーブルももう歳だからな
ファーブル:それだけ教えに近付いていっているということだと思っているよ
――31:00
ドイル:たくさんコメントが来ているようなのですが、やはりメリー様に対する言葉も多数あります
メリー:たとえばどのような?
ドイル:お食事はお口に合いましたか? と
メリー:ええ、とてもおいしかったです
ファーブル:それはよかったです
メリー:ただ、私は小食なもので。残念ながら多くは食べられないのですが
ファーブル:いつものことなので皆には心配しないように……これは話したことはそのまま伝わっているんだったね。つい忘れてしまう
太宰:今回の会でそれも伝わっただろうがな。これ以上メリーへの無礼な言葉は避けるように皆にいっておくと良い
――32:20
レンブランド:ドイル君? その手に着けているものはなんだい?
ドイル:これですか? 最近お気に入りでつけてきたんですが問題があれば外しますが
レンブランド:全くかまわないよ
太宰:スポーツをされるのかな?
ドイル:そういったわけではないんですが夏で暑くて汗をかくのでリストバンドをつけてきました
太宰:なるほど、実に合理的だ。好ましい
レンブランド:僕はそれをつけているときの手首の蒸れる感じがどうも苦手でね。確かに便利なんだけどね
太宰:君がそんなことを気にするタマだとは思わなかったよ
レンブランド:ふふっ。しかし赤と白なんて目立つ色だね
ドイル:そうですか? 確かに目立つ色ですね
太宰:赤と言えばレンブランドの好みの色ではなかったか?
レンブランド:これはオレンジと言うんだよ
太宰:ふっ。いちいち嫌みったらしいな。それに赤は実に野蛮な色だ。望ましくない
レンブランド:そうかい? 情熱的な色だと思うがね
※ここでみさきの発言「うーん、微妙に、メリーさんの声を聞いたことがあるような……」がありました。リストバンドで盛り上がっていた結果埋もれがちなのでメモ。
――34:10
レンブランド:しかしその服装に赤と白なんて、遠くにいても一発でわかりそうだね
ドイル:今回待ち合わせ場所で目立つようにと思ってつけて参りました
レンブランド:なるほど
ファーブル:今回ドイルが初参加ということで、特別に……
ドイル:まさか目隠しされてここまでくるとは思いませんでした
ファーブル:それは大変失礼した。最近メリーを狂信的に慕う者がなかなか整理できなくてね
太宰:そういう輩はいつの時代も後を絶たん
ファーブル:みな最初にくるときにはそうしているのだ
レンブランド:しかし物騒になったものだね
ファーブル:それだけこの教えを受けた者が多くなってきたということだとは思うのだが。なにか対策を考えていきたいところだな
レンブランド:話し合いで解決したいところですよね
ファーブル:そうだな。力ではなく。
太宰:話し合いでどうにかなれば人は皆正しい道をすでに歩んでいるだろう
ファーブル:だからといって教えて諭すことを諦めてはならない。まあ、この話はよそう
レンブランド:そうですね。せっかく初めての方もいることですし
→ファーブルも比較的穏健派に寄っているような発言。
――36:00
ファーブル:そうそう、こうやってこの場で食事をしていると聖夜教典の一節を思い出すんだ。そう、16章25節。ドイル、わかるよね?
ドイル:16章25節
ファーブル:そう、16章25節。英雄の、あの幼き日の、なんと心にしみる一節だろう
レンブランド:私もあの一節が大好きです
太宰:安易に口外するものではない
ファーブル:…………すまない。君はコメントのチェックに忙しかったんだね。込み入ったことを聞いてしまった
ドイル:いえいえ
レンブランド:大切な言葉でも不意に忘れてしまうことはあるよね
ドイル:…………16章25節。あ、思い出しました。「その地下室で、彼はいくつもの夢に触れた。その夢たちが彼の教師だった。」
ファーブル:そう、その通り。さすがドイル。新入りながらなかなか頼もしいじゃないか
レンブランド:先代そっくりですね
――40:35
ドイル:この会に来ていた先代はどのような方だったのでしょうか
ファーブル:先代はそれはとても立派な方だった。将棋が好きでね
ドイル:それはもちろん存じております。親父が……
ファーブル:今でも先代に影響されて将棋好きが会の中に何人かいるよ。君も将棋は好きなのかい?
ドイル:将棋はもちろん
ファーブル:機会があれば将棋好きの会員とも引き合わせよう
レンブランド:しかし、まあ、父親さんのことを訪ねるなんてなかなか珍しいことをするね
ドイル:普段の父親とこの会の父親は顔が違うのかと思いまして質問させていただきました
レンブランド:なるほど
ファーブル:父上は御健在かい?
ドイル:父上ですか?……まあ、相変わらずです
ファーブル:それはよかった
太宰:まあ最も……ドイルがこの会のドイルと違う場所でのドイル、違う顔をしていたのかは私たちもわからん
レンブランド:それはわからないね
※生放送コメント、父親の件を聞かれたところでおそらく一番悲鳴があがりました
――42:30
レンブランド:なにやらさっきから悲鳴のようなものが流れているようだけどなにかあったのかい?
ドイル:悲鳴ですか? 悲鳴……
レンブランド:といっても、ここは無事か。ごめん、忘れてくれていいよ
ドイル:メリー様という悲鳴がたくさん来ております
レンブランド:ふーん
(誰かの笑い声)
ファーブル:人気があるのは良いことなんだが
太宰:慎みたまえ
ファーブル:みんな教えに忠実であれ
太宰:ファーブルは随分食べるのが早いな
ファーブル:おいしかったもので
――44:25
レンブランド:どうしたんだい?
ドイル:いえ、太宰さんはスマフォで何をチェックされているのかと思いまして
太宰:(しまいつつ)時間だね。あとはノイマンからの連絡を待っている
ドイル:なるほど
太宰:一体奴は何をしているんだ。これではまるで我々が何かをしたみたいじゃないか
レンブランド:ふふっ(笑)その通りなんじゃないですか?
ファーブル:レンブランド。抑えたまえ
レンブランド:失礼しました
太宰:おたく穏健派のせいで我々が悪く言われるのは実に不愉快だ。そのあたりも知っておいてくれるかな
レンブランド:それだけ行いに気をつけた方がいいと言うことだね。ま、それはお互いか
――45:50
太宰:いつもとあまり変わらぬが、いつもより随分と暗いな
レンブランド:ふふっ(笑)
太宰:まあ、ドイルがいないって言うのが一番の原因かもしれないがな
レンブランド:なにいってるんですか、ドイルさんはここにいらっしゃいますよ
太宰:それもそうだ
※おそらく、今回一番の問題発言。
ドイル偽を知っているのか、ノイマンと単純に間違えたのか。
前者だとすごく大変なことになります
――47:20
太宰:ドイル君、なにか楽しげじゃないか?
ドイル:いえ
レンブランド:何か面白いことでも起こったのかい?
ドイル:なかなか楽しい会だなと思いまして
太宰:それはいい。是非面白い善行を楽しみにしているよ
――48:40
レンブランド:この会には慣れてきたかい?
ドイル:いや、まだなかなか慣れないですね
ファーブル:なんといっても本番はこの後の善行発表ですから
レンブランド:まだだいぶ緊張しているように見えるね
ドイル:そう、ですね
レンブランド:そういうときは掌に人と3回書いて飲み込むと良いと聞いたことがあるよ
ドイル:発表会の時に試してみます
レンブランド:(笑) それがいい
ドイル:善行発表の時間とかは決まってるんでしょうか?
レンブランド:どうなっているんだい?
ファーブル:この会に参加している歴が深い順と言うことで、太宰、レンブランド、最後にドイル、君にお願いしようと思っている
ドイル:なるほど
レンブランド:いきなりおおとりなんてプレッシャーだろうけどね
ドイル:そうですね
ファーブル:レンブランド、あんまりそういってやるな
レンブランド:(笑)自分が入った頃を思い出していたんですよ
ファーブル:誰にだって最初というものはあるものだから。そんなに緊張しなくて良いと思うよ
ドイル:ありがとうございます
――50:55
ドイル:ちなみに、会に入って深い順というのがありましたが他の方はどの程度……?
ファーブル:聖夜協会というものに君は入って短いからあまりわかっていないかもしれないが、会員それぞれは出来るだけプライバシーを守られるようになっている。そういう質問は避けた方がよい
ドイル:以後気をつけます
太宰:我々も常に出席するわけではない。いずれチャンスはくるだろう
ファーブル:これから追々学んでいけばよいことだ
――52:15
レンブランド:なあ太宰。前々から疑問に思っていたんだが、何でクリスマスの会に和服なんて着てくるんだい?
太宰:そもそもクリスマスは祝う会ではない。そこに服装など関係あるまい
ファーブル:その点に関しては太宰の言うとおりだな
太宰:それにこれが私の正装だ
レンブランド:なるほどね
太宰:人のスタイルや服装に関する口出しは実に不愉快だな。君だって突っ込まれたくない部分は多くあるだろう
レンブランド:ふふっ。さあどうでしょうねぇ
太宰:ひょうきんなところが一番気味が悪い
レンブランド:イヤだなあ。あなただってそういう風に人のスタイルを深入りしてくるじゃないですか
――53:50
レンブランド:なあドイル。これは個人的な興味で聞くんだが、君は何か好きな絵なんてあるかい? 何でもかまわないよ
ドイル:好きな絵……特には。逆にありますか?
レンブランド:ありきたりかもしれないけれど、自分は名前に使っているようにレンブランドの夜警という絵が大好きでね
ドイル:これはなぜ?
レンブランド:なんというか、光の使い方がとてもうまいんだ。目の前にしたときえも言えぬような圧倒感を覚えてなんか……かっこよくてね
※この間、「お願いしまーす」「(電子音)」「(機械音)到着しました」という音が入っていました。
お店の料理用エレベーター+無線か何か? リアクションは特にありませんでした
※さらにノックが2回ほどありましたが、これにもリアクションはありません
――59:40
ドイル:コメントでですね、悪魔と英雄についてどうお考えですかとあるのですが
ファーブル:どう思うのかという質問も難しいな
太宰:それには個々の考えがあろう。でなければ我々も派閥に別れなどはしない
ファーブル:君も知っているだろうが悪魔の……
店員:失礼いたします。お待たせいたしましたメロンとリコッタチーズのパンケーキでございます、メープルと有塩バターをお好みでお使いくださいませ。失礼いたしました。
ファーブル:……食べながら聞いてくれたまえ。そもそも悪魔というのは英雄に呪いをかけた忌むべき存在だ。少なくとも教典にはそう書かれている。それをどう解釈するかは人それぞれだが。……うん、うまい!
――61:55
太宰:またそんなに砂糖を……
レンブランド:いいじゃないかさっきも言っただろ、個人のスタイルに干渉するなって
太宰:これからは俺の隣に座るのをやめてくれたまえ
レンブランド:この席順はメリー様の意向で決まっているんだよ
※これも新情報かと
――62:25
ドイル:先ほどメリー様のご意向で席順が決められたとあったのですが、メリー様よろしければどう言ったご意向なのか
ファーブル:メリー様に直接質問は避けたまえ。メリー様は聖夜協会の会員が皆同じ教えを共に歩むことを願っていらっしゃる。最高(最後?)のご配慮だ
太宰:しかしこれで恐らくノイマンの席もなくなろう
ドイル:ん?
太宰:なんでもないさ
レンブランド:なんだかなぁ
――64:55
レンブランド:どうした、具合でも悪いのかい?
ドイル:いえ、特に問題はありません
レンブランド:そうか
ファーブル:あまり口に合わなかったかい?
ドイル:先ほど食べてきたので
ファーブル:あぁ……。食事会だというのに。初回だし仕方ないか
レンブランド:とは言ってもなかなか毎回量が多くて
ファーブル:まあ、確かに
太宰:ニールがいれば、毒を盛られていたからな(かもな?)
レンブランド:それはシャレになっていないと思いますよ? 自分から悪く言われたくないと言っている割には自分で品位を落とすような発言をするんですね
――67:45
ドイル:ファーブルさんは今何をチェックしていたんですか?
ファーブル:ノイマンから連絡がこないかと思ってね
太宰:もう無理だろう。間に合わない
ファーブル:せめて善行発表に間に合ってくれればと思ったんだが
――68:25
レンブランド:善行発表に間に合わない人がいるなんて、僕が参加した会じゃ見たことがないね。無事だといいんだがな。もしも何かあったのかと思うと心配だよ
ファーブル:今言っても瀬のないことだ
レンブランド:そうですね
――69:20
太宰:待っても仕方があるまい
――69:40
ファーブル:そういえばハイドン。強行派がイコンの候補(?)を紛失したそうじゃないか
ハイドン:現在調査中です
ファーブル:もしもお手伝いできることがあったら 何 で も 言ってくれたまえ。 い つ で も 手を貸すよ。
ハイドン:……はい、ありがとうございます。
メリー:気にすることはありませんよ。確かにイコンは重要ですが、一番重要なのはそこに込められた気持ちですから。ところでファーブル、英雄の証はどうなりましたか?
ファーブル:は、鋭意調査中です。
メリー:よろしくお願いいたします。
※新たに登場したキーワード。「イコンの候補」「英雄の証」。
それぞれ、強行派、穏健派のウィークポイントと見えます。バランス調整はさすがメリー様。
――70:45
ファーブル:さて、みなさんデザートはもう良いですか。それでは食事も楽しんだことですし、いよいよ善行発表に移りましょうか。太宰、準備は大丈夫ですか
太宰:ああ、問題ない
ファーブル:それでは、お願いします
太宰:では。僕は前回に引き続き、UMレベルのセンシティブアンプを用いたソウル(?)に対する正義を執行しました。今回は新しくキトサンを使用した世界最薄の絆創膏型フィルムで耳の上部に癒着させ、骨伝導を利用してみました。
ターゲットは夜間騒ぎ回る若者。センシティブアンプは周囲の音に反応して12%から24%まで増幅させます。騒がしく愚かな若者の将来を鑑みると、とても良い制裁になったと考えます。
前回を含め、合計で56人の若者の未来を、私は、正しました
全員:私は、正しました
ファーブル:太宰、ありがとうございました。それではレンブランド、続けてお願いできるかな
レンブランド:はい。より良い世界を形作るために必要なものは何か。それは、より良い世界の外見、つまり美しい町並みです。優良な精神は優良な生活の中に芽吹くとは有名な言葉。良好な生活には良好な環境が必要不可欠です。美しい光の中にこそ美しい陰が宿り、完全な画面(?)を生み出すのです
しかし、悲しいことに町々には猥雑で低俗な広告や美のなんたるかを理解していないネオンで溢れかえっています。醜い光の中には醜い影が宿り、それが歪んだ精神を生み出し、人々を狂わせていく。私は、そう考えています
そこで、私は近くの町に出て目に毒なネオンの広告の電源を切断し、また、醜い看板の上に美しき絵画のポスターを貼り付け、それぞれに醜い光には醜い魂が宿ると警句の書かれたカードを残しました
これらの広告は本来人々が享受できたはずの美しい町並みや夜の光を損なわせるものであり、罰せられ、撤去されるべきなのです。今回の行動によってきっと広告主の方々は過ちに気付き、改悛することでしょう
そして町の人々は醜い町並みの一部から解放され、より正しい精神に近付くことが出来るのです。美しい光の中で正しい精神が、正しい精神の中でより美しい思想が芽生えることを願い、醜い思想が生まれる原因の一つを私は、正しました
全員:私は、正しました
ファーブル:レンブランド、どうもありがとう。それではみなさんお待ちかね、ドイルの発表です。ドイル、よろしくお願いします
ドイル:はい。多くの本に触れる機会に貢献しました。近頃の社会では、多忙を理由に人々が本を読まなくなり、読書量が減少しつつあります。知識や教養がない人々が増えることになり、忌むべき事態です
先日、私は近所の図書館で推理小説を読む人を見かけました。確かに推理小説は面白いのですが、図書館は知識の宝庫であり、限りある時間の中でより多くの知識を得るためにもその本ばかりに集中するのはもったい有りません
そこで私は、登場人物欄に犯人の名前と犯行の動機、トリックの答えを書き込み、読んだ人がすぐに次の本に移れるようにしました。図書館の本を長時間独占することも問題でしたので、是正する事ができ、嬉しく思います。私は、正しました
全員:私は、正しました
ファーブル:ドイル、どうもありがとう。いやいや、3人とも素晴らしい発表だった。それではそろそろ締めましょうか。メリー
メリー:はい。みなさん、本日はありがとうございました。みなさんお気をつけてお帰りください。ドイルは、少しお話がありますので残ってください。それでは、清き子供たちに良き眠りが訪れることを願って
全員:清き子供たちに、良き眠りが訪れることを願って
※ドイル以外退室
――76:15
メリー:ドイル
ドイル:はい
メリー:あなたの発表は真実ではありませんでしたね
ドイル:と、申しますと……
メリー:あなたのした発表は本当にあなたがしたことでしたか?
ドイル:はい、もちろん
メリー:いえ、真実でなくても良いのです。どうぞこれをお受け取りください。
ドイル:はい
メリー:後日必ず感想をお伝えください。追って、連絡いたします
※ドイル、ゲームのURLが書かれた紙を受け取る
――78:05
ファーブル:ドイル、車の準備ができました。こちらはもう不要ですね。消しましょうか。それでは荷物を持って
※放送終了
- 最終更新:2014-08-03 21:55:05