聖夜のつどい ほぼ全文 その2

続きます。

スタッフ「おさげいたします」
ファ「今日はドイルさんに善行発表をお願いする予定ですが、準備は万全ですか?」
ドイル「はい、万全です。」
ファ「楽しみにしております。」(ファーブル、ワインを飲み干す。)
レン「初参加で善行発表なんて、珍しいですね!」
ファ「それだけ先代の功績が大きかったということです。」
レン「まぁそうですよね。私も彼には感謝しています。」
太宰「ふっ・・・軽い言葉だ。」
レン「言葉の軽さなんて、人にし、発した人にしかわからないものだよ。」
太宰「ま、いずれにせよドイル君が発表は楽しみだな。」
レン「それには僕も同意するね。」
ドイル「ご期待に応え、れるかどうかは分からないですが。」
レン「そこまで緊張しなくたっていいんだよ。」
太宰「なあレンブラント」 レン「はい?」
太宰「料理は後は何が出るかは、聞いているか?」
レン「んーー・・・・なんでしたっけぇ・・・んー・・・あまり覚えていないものでねそういう事。」
太宰「まぁいずれにしても」
ファ「いずれにしてもオードブルが終わっただけじゃないですか。」
「フフフフ・・・」(へへへに近い)
太宰「それもそうだ」
レン「そんなに生き急がなくてもいいと思うんだけどなぁ。ゆっくり行こうじゃないか。」

太宰「実は、朝も昼も、少しお酒をいただいている。もうずいぶんと眠い。」
レン「ふっ」 ファ「太宰、あなたも今日は善行発表ですゆえ、大丈夫ですか?」
太宰「まぁ、どうだろうな、一応ネタは用意してあるが。」
ファ「・・・・ここは聖なる場です。 くれぐれも間違えの無いようにお願いしますよ?」

太宰「何か新しい情報はないのか? ドイル君。情報を教えたまえ。」
太宰「そこには、具体的には何が書かれている?」 
ドイル「具体的には・・ですか?」
ファ「まぁ、これを見ているのはみんな聖夜協会、の会員ですから。」
ドイル「そうですね、はい。〈ここに、来たかった〉みたいな。」 
「ふーん・・・なるほど」
ドイル「先ほどの食事はおいしそうだったというそういうものが書かれてます。」
ファ「まあ皆さんには食事が終わった後の善行発表会を楽しみにしていただきたいものですね。」
レン「しかし新鮮ですね。こん、こんなに教えが広まっていくなんて、なんだか嬉しくなってきますよ。」
ファ「これも、センセイの導きの賜物でございます。」
レン「そうですね。」
太宰「ま、どれだけの協会員の中にどれだけの善行をできるものがいるか分からんが。」
「また」 「あついー」 ファ「貴方が導く立場であることをお忘れなく」
レン「そうやって人を疑ってばっかりだといいことないよ。改めたらどうだいそういうのは?」
太宰「表面だけの君には言われたくないね。」
レン「ほうほうよく言ってくださいますね?」

ドイル「これって、いくつか質問とかは、しても大丈夫ですか?」
ファ「ああ」 ドイル「初めてなので」 ファ「私が答えよう。」
ドイル「そうですか。 今回の善行発表は、誰?ドイルと太宰と」
ファ「あとレンブラントもだ」 ドイル「レンブラント」
レン「僕が発表します」 スタッフ「失礼します」
ドイル「えー自己紹介的なものをしていただくことは可能でしょうか?」
ファ「なるほど、では私が紹介しよう。もっともなかなか、直接顔を合わせる機会がないのでお互いがお互いを知っているわけではないのだが。」
ドイル「はい。」
太宰「まぁいずれにせよ、私の発表は参考にしていただいて構わない。」
ドイル「なるほど」
ファ「もちろんメリーは、分かるよね?」
ドイル「もちろんメリーは、はい。」
ファ「太宰、レンブラント」ドイル「太宰レンブラント」ファ「はい、カーライル」
ドイル「カーライル」ファ「オットー」ドイル「オットー」ファ「ハイドン」 ドイル「ハイドン」
ファ「そして私、ファーブル」 ドイル「はい」
ファ「本当はノイマンも来るはずなんだが、どうも遅れているようなんだ。」
スタッフ「失礼いたします。お待たせいたしました。れいしエビ(?)とサマーポール(?)チーズトマトソースのフェットチーネでございます。」
ファ「いただこう」 
ファ「食べないのかい?フェットチーネだよ。」
ドイル「いただきます。」
レン「あれ、これってスプーンはないのかい?」
太宰「スプーン・・・すいません、スプーンの用意を」 
スタッフ「はい、お持ちいたします。」
太宰「スプーンは本来、親が子供に食べさせるための手段だ。実にみっともない。」
レン「ふーん・・・・そういうの知らないで育ってきたんでねぇ。そういうルールはばかばかしいと思うんだがな。」

太宰「絶妙なトマトソースの酸味が、よいな。」

太宰「なあレンブラント?」
レン「なんだい?」
太宰「パスタは時間が経つと伸びるものだ。」
レン「うん。」
レン「なるほど、少しは頑張ってみますかねぇ。」
レン「しかし、食事の様子を中継なんて、面白い事を考えつきますね。」
太宰「まぁ少し、気味も悪いがな。」
レン「うふふ、そうですよね。」
レン「協会員ならまだしも、知らない人が見たらさぞ、さぞかし奇妙に映るでしょうね。」
ドイル「失礼。」
スタッフ「失礼いたしました。お待たせいたしました。」
レン「ありがとうございます。」
ファ「ドイル、口には、あっているのかい?」
ドイル「はい、大変おいしいです。」
レン「やっぱりこっちの方が食べやすいよ。」
太宰「・・・・・・みっともない。」
?「君は相変わらず、気色の悪い男だ・・・。」
レン「言葉遣いには気を付けたほうがいいんじゃないのかい?」
太宰「ただし、咎める者がいないのだ。問題はあるまい。」



  • 最終更新:2015-01-05 09:52:18

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